【イギリス移住の手がかり④】この2年の苦労、報われた! -就職-

イギリス就職

まずは試用期間1年

無事に、まずは1年、契約を勝ち取ることができ、夢の就労ビザを取得し、いよいよ本当の意味で勝負の場に出ることになりました

教授にとって僕はいくら社会人経験があるとはいえ修士卒業したての素性がわからない人、長い契約を結ぶことはリスクが大きいとわかっていたのでこの1年間の短期契約は理解できました

ならばこの1年で教授の期待以上の成果を出しさらに契約延長を目指す他ない!とやる気はまた満々
あとは目の前の仕事をがむしゃらにやるだけだ!と狂ったように仕事に取り組みました

プロジェクト開始

教授が用意していたプロジェクトは比較的短期的なプロジェクト。約1年後に開催される研究発表会に向けゼロから複雑なロボットを作るというもの。そのために現在チームメンバーを集めているのだそう

教授と面談後しばらくして、プロジェクトリーダーと名乗る博士課程の学生から連絡が入り、チームと面会をしました。メンバーは自分を含めて3人(他2人はスペイン人博士課程の学生。今でも良い友人)、発表会は1年後だが、事前書類提出などがあるため実質時間をかけられるのは半年だけ


「正直無茶振りやん…」


他大学の研究チームは長年開発を行なっていたり、チームメンバーは少なくとも10人はいます。それに対しこの付け焼き刃感満載なチーム構成は正直、教授はあまり成果に期待してないんじゃないかと思うほどでした

ただ、チームメンバーの博士課程の学生2人はとてもモチベーションに溢れており、期待されていない分、成果を出せば次のステップにつながると踏んだので

「これは逆にチャンス

と思い俄然やる気が出ました


そこからは今までのpre-sessionalとか大学院メインコース以上に稼働していました。大学から徒歩圏内に引っ越し、起きている時間は食事、移動、シャワー以外は全て仕事、夜の就寝は12時、朝は7時起床、週休0.5日

こんな生活を半年間ほど続け、教授との成果報告とともに今後の契約延長の相談…

快く延長が決定!しかも最大5年契約!
教授は僕の仕事ぶりに満足しており、この調子でいろんなプロジェクトにも手を出し、研究開発を推し進めて欲しいとのこと

またうまくいった…

たぶん日本のキツい労働環境で培った社畜精神でやってたからヨーロッパの人には異常なくらい働いて見えたんだろうな

そして成果を出せる良いサイクルに入った気がするからこの調子で行けばこの先キャリアも育つし、食いっぱぐれることはなさそう!
日本から意を決して飛び出して、自分自身どうなるかわからない状況でしたが、少しづつ将来が見通せるようになってきたような気がしました


しかし、ここまでサポートしてくれた妻にはほんと感謝!自分だけではここまで来れなかった!


ここから先はもう少し落ち着いた仕事のスタイルになり(とは言うものの同僚の中では一番働いていたが)、子どもも産まれ、少し大人な生活になっていきました

ただ、まだまだ自分のやりたことは実現できていない!本当の意味で世の中に役に立つロボットを届けたい

まだ挑戦は続いています

追記

2021年10月に悪性リンパ腫が発覚し、仕事はひとまずお休み

今は治療に専念し、パワーを蓄え中です

早く仕事したーい!

前回はこちら↓

Comments

タイトルとURLをコピーしました