【治療終了④ | 602日目】スペイン最高

治療終了

久々の投稿です

前回の投稿が寛解診断を受けて感傷的になった12月で、それからもう6ヶ月も経ちました

仕事にもフルタイムで復帰し、子育てもやりながら生活してたらなんだかとても忙しくて一切ブログに手が回せませんでした

がんに関してはこの6ヶ月で特にこれといったイベントは無く、2回くらい血液検査したり、PETをとったり。結果は今月末に見れる!

これで問題なければ完治診断、、、なのか?
相変わらず私のドクターはあんまりはっきりと言ってくれないのでよくわかりませんが、まぁ良い方向なのでしょう

振り返りも含めてこの6ヶ月間であったことをまとめてみます(仕事絡みのことはお仕事の方でまとめようかな)

日本へ一時帰国

カレンダー見返したらどうやら前回更新の1週間後に日本に一時帰国してました
確かに思い出したらなんだか晴れ晴れした気持ちでみんなに会いに行ったような気がする

今回は4週間滞在して、家族を回ったり、友達とあったり、ディズニーに行ったり、温泉に行ったり、アンパンマンミュージアムに行ったり、、、とりあえずやりたいことは全部やった!クリスマスと年末年始だったから世の中もお休みムードだからリラックスできた

コロナもあって帰国したのが3年ぶりだったし、家族には心配されてたからなんだか感傷的になってしまった
特におばあちゃんの家に行った時は、家の状態やおばあちゃんが孫たちへの接し方とかが昔のままで、昔の思い出とかが頭を駆け巡り少し泣いてしまった。がん診断受けた時はもう帰ってこれない、家族にもう会えないとも思ったから。こんなこと誰にも言わないけど

他には子どもを親に一日預けて奥さんと新宿に爆買いしに行きました。いやー日本の製品は質が良いのに安い!イギリスに来てから5年間、特に衣類は全く買ってなかったから合計で30万円分くらい買い込んだ
UNIQLO で靴下、下着、シャツをそれぞれ10セットぐらい詰め込んだり、、、この先また5年間は服を買わずに済むな

その日の昼に奥さんとルミネのレストラン街で贅沢なトンカツ屋さんに行ったんだけど、なんかその時も感傷的になって泣いてしまった。泣きすぎ

診断受けたときは日本に帰るなんて想像もしてなく、まさかこんな日が来るなんて思わなかったから、日本の美味しいお米、美味しいトンカツをゆっくり食べれて
「本当に乗り越えたんだーーー」
なんて思いました

贅沢なトンカツの部類なのにロンドンで普通に食べるランチと同じくらいの値段、、、

ビザ更新

帰国のタイミングと絡んで提出が間に合うかハラハラしたけど、問題なく申請、受理完了!これであと2年は生きながらえれる。そしてそろそろ永住権も取れそうだから、もう取っちゃおうかな

4月中旬 ドクターと面談

3月末にドクターと面談を予定してたけど、仕事の大事なプレゼンがあって行けなく、4月中旬にリスケ

今回もいつもと同じように

「体調はどう?」
「仕事には戻った?」

とか適当な会話をして終わった。他に悪いところがないからサクッと終わるんだろうけど、いつもさっぱりしてるんだよなぁ
まぁあまり心配してもしょうがないけどねぇ

相変わらず腫瘍があったところがチクチクするのが気になるところ

最近の体調面

体力的には80-90%くらい戻ってきたんだけど、最近はメンタル面が少し不安定…
治療受ける前からよく聞いていた、治療完了した患者に出てくる典型的な感情が

「なぜ自分が…」
とか
「キャリアがストップしてしまった」

などなど、体が動くようになったからこそ失った治療期間を悔やむというもの

覚悟はしてたけど、自分もまんまとその状態に陥ってしまいここ2、3ヶ月はもがいてました。割と。失った期間を取り戻すように、できる以上に頑張ったり必要以上に心配事をしたり

いやー不健康ですね

そのストレスが限界まできたのか、目の奥がじんじん痛くなったり、常に泣きたい気持ちになったり

そんな精神ギリギリの状態の中、今週の頭からサマースクールへ参加しにスペインへ今来ております
いやーなんか少しづつリフレッシュしてきた

だってこんな景色に

こんなご飯ですよ

ちなみに場所はスペインの Baiona ってとこです。ほんとお美しい場所です

そして自分のボスと少し会話をして、体調どう?とかこの先のキャリアどうする?とかなんの仕事に集中しようか、とか前を向けるような会話をやっとすることができました
うちのボス普段クソ忙しくてまともに会話もできないからよかった

そして本日合間の時間でランニングしたり、プールに入ったり
最高すぎです

前向きに

そんな感じで、スペインの海沿いの最高の天気の中で半分仕事、半分遊びみたいな週を過ごしてたらなんだか元気になって前向きになってきた

気持ちが上向きになってきたら病気になったことも少しづつ受け入れられるようになってきた気がする

一緒に仕事してる外科医の先生と話す機会が作れてその人の

「Life is long, you should enjoy」

って言葉がなんだか安心させてくれてます

もう今年で35歳だよーとかキャリアを作らなきゃー子どもをしっかり育てなきゃーとか色々自分にプレッシャーかけてたけど、なんだかなんとかなりそうな気がしてきた

無理をしすぎないで、自分の心にしたがって正しいと思うことを、みんなの力を借りながらやって行けば大丈夫な気がしてきた

ロンドンにいると天気のせいか、情報が入り乱れてるせいかわからんけどそこら辺の大事な見方が抜けてっちゃうね

たまには息を抜いてこんなことを考えることも大事や

今週は義理の母がロンドンで奥さんの子どものお世話をお手伝いに来てくれて助かりました。子どもが生まれてから落ち着く暇がなく病気にもなって、ゆっくりと自分の面倒を見る時間がなかったから生き返った気分

この夏は奥さんにもリフレッシュして欲しいからスペインかイタリアに1週間くらい旅行したいな

こんなセンチメンタルな気持ちの時にはいつも思い出す、治療中に見つけた言葉

Take risks, love deeply and have no regrets

前回はこちら↓

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