パブ、最高ですよね
いろんなビールを楽しめ、パブごとで店内の雰囲気が違い、日曜のサンデーローストは幸せな気持ちになります。友人と近況報告をしたり、一人でまったりビールを嗜んだり、家族と食事を楽しんだり…私がイギリスに移住してよかったと思えることの一つがパブでの時間です
そんな私もイギリスに来たばっかりはパブには怖くて入れませんでした。もともとビールが好きなので入りたかったのですが、
- 注文の仕方がわからない…
- どのビールがいいのかわからない…
- 何より地元感があって入るのが怖い
などなど、ビビりまくってました。イギリスに住んで4年目の今はもう大丈夫ですが、多くの人も同じように感じてるはずで、僕が大好きなパブを同じように楽しんでもらいたいのでこの記事を書きました
この記事を読めば臆することなくパブに入れ、思いっきり楽しめると思います
皆さんのパブライフがさらに幸せになれれば嬉しいです
そもそも何で入りづらいの?
人により、英語が心配、地元感があって怖いなどさまざまな理由があると思いますが、私が一番入るのを躊躇してしまった理由は 注文の仕方がわからない ことでした
そしてさらに事を難しくさせるのが、パブによって注文の仕方が違う ことも混乱させてる大きな要因でした
そんな現実に直面し、毎回どうやって注文すればいいのか聞いたりして、なんだか当たり前のことをきいてるからぎこちない雰囲気になって少し恥ずかしい気持ちになったりして、渡英直後はあまり行ってませんでした
でも大丈夫。いろんな注文システムがあるにせよ、パターンを知っておけば対処ができる!そんなわけでこれが必勝パターン表です↓
以下ではそれぞれのパターンについて詳しく説明してます
ドア付近にスタッフや座席表を管理する台がある場合
これが一番簡単・安心で我々が慣れているシステムです。広めのパブに多く、レストランのように入り口付近にスタッフが居て、席を案内してくれます
スタッフが居なくても入り口付近に座席表を管理するタブレットがあったり、表示で
Please wait to be seated – ご案内までお待ちください
とあるなら案内されるまで待ちましょう
いざ案内されたら Food or drink? と聞かれるので、食べたい場合は food、飲み物だけの場合は drink と答えましょう
そして無事にテーブルに案内されたら一安心、きっと席にはメニュー表もありますし、コロナ中に始まったオンライン注文でスタッフにお願いせずとも注文することができます
テーブルの端にQRコードがある場合があるのでそれをスキャンすれば写真付きのメニューととも簡単に注文できます。便利〜
まさにこんな感じ↓でテーブルに貼り付けてあります
QR code を利用しない場合はしばらくしたらスタッフが注文を取りに来たり、それでも待てない場合は自分でカウンターに注文しに行っても OK です
ドア付近にスタッフぽい人がいない場合
ロンドン中心街や、小さいパブに多く、これが初見でパブに入りづらい1番の要因です
入り口から既に雑多な雰囲気で、カウンターや立ち席が多く、立ちながら飲んでるお客さんがごちゃごちゃいる感じ
そんな時はスタッフも忙しく、いくら待ってもビールにありつけないのでずんずん中に入ってしまいましょう。以下ではそんな場合の注文の仕方を書いてます
ドリンクだけ楽しみたい場合
パブの良いところのひとつはサクッとビールを飲み、サクッと帰れるところ
ストレートにカウンターに行って、ビールをもらい、グラスは飲んだ席やカウンターに置いて帰って OK。この気軽さが良いですよね〜
- Step1まずはカウンターに行ってお目当てのビール/ドリンクを物色
ビールはもちろん、カクテルやさまざまなドリンクがあります
私はフルーティな香りの中にあるほんのり苦いビールの IPA が好きなので What do you have for IPA? と聞いて、飲んだことのない銘柄を試したりしてます - Step2注文し、その場で支払い、受け取り
飲みたいものが決まったらカウンターのスタッフに近づいて、注文します。銘柄の発音がわからなければその銘柄を指差して This one please. で OK です
- Step3席/カウンターを探す
自分のドリンクが手に入ったら好きな場所で飲みましょう!どこで飲まなきゃいけない、どこで飲んではいけないなんて決まりはありません。外の天気がよければ外で、席に座りたければ席で
パブの雰囲気とドリンクと友人/家族との時間を思いっきり楽しみましょう!
ドリンクも食事も楽しみたい場合
最初は飲んでたけど、途中からやっぱり何か食べたい…なんてこともあるかと思います。そんな時でもバーカウンターに行けば食事を注文することができます
また、最初から食事をする予定がある場合は事前に予約をする事をおすすめします。その方がスムーズに席に案内してもらえますし、確実に座れます
今では大抵のところはオンライン予約ができるので、英語の心配も必要ありません
- Step1先にテーブルを確保
空いていたら必要はないですが、混んでいたら先に確保した方が無難です。注文の時にテーブル番号を聞かれる時もあるので、テーブル番号を覚えておきましょう
- Step2代表者がカウンターに行き、まとめて注文
複数人の場合は誰かが席で待ち、代表者がカウンターに注文に行きます。決して荷物を置いて席を離れることのないようにしてください。確実に盗難されます
- Step3大抵はその場で支払い
一通りの注文が終わったらテーブル番号を聞かれます。支払いは大抵その場で行いますが、そうでない場合はテーブルで食事を持ってきてくれた時に支払います
どう払うか定かでない場合は How can I pay? と聞きましょう - Step4席で待つ
そして席で待っていれば食事を届けてくれます
一人の場合は先にカウンターで注文し、空いてそうな席に「あそこに座る!」と伝えましょう
その他の気になること
おかわりがしたい!
そんな時は迷わずバーカウンターへ!カウンターでビールを物色し、好みのを見つけたらその場で注文、支払い、受け取りです
飲みたい時にサクッと注文できるこのカウンターシステムはシンプルで最高ですね〜
爽やかな喉ごしを味わえる「ラガー」、フルーツの香りの中にあるほんのり苦味の「IPA」、クリーミーで濃厚な味わいの「スタウト」…銘柄も細かい味の違いも本当にたくさんあります。好みのジャンルがあれば
What do you have for lager/IPA/stout? – ラガー/IPA/スタウトで何がある?
と聞きましょう。カウンターのスタッフが味の特徴とともに説明をしてくれます
場合によっては味見ができることも。楽しいですね〜
支払い方法は?
ほぼ100%クレジット支払いです。現金も受け付けていますが、クレジットカードの方がスムーズで簡単なのでおすすめです
特にコンタクトレス支払いが楽で、スマホにクレジットカードを登録すれば簡単にコンタクトレス支払いができます。イギリスで旅行/住む場合はスマホで払うことは必須なので必ずできるようにしておくといいと思います
こちらの記事に詳細をまとめました(イギリス生活にはスマホのコンタクトレス決済が必須!Mastercard を日本から持ち込むか現地発行のカードがおすすめ)
チップは?
特に気にしなくていいと思います。レストランなどには支払い時にサービスチャージが入ってるところもありますし、たまに最後の支払いの時にチップの額を聞かれる時もありますが、稀です
イギリス人の友人も「あるところとないところがあるし、チップの額は客に委ねるし、無くなってほしいシステム。請求するなら事前に合計額に入れてほしい」と文句を言うくらい
食事が素晴らしく、スタッフも最高!など、本当に良い体験をしたら置いていく人もいますが、イギリスではあまり気にしなくていいです
ビール以外の飲み物
カクテルはもちろん、コーヒーや紅茶も置いてあります。また日本ではあまり馴染みがない cider(サイダー)というリンゴ酒も美味しいです
日本で呼んでいるジュースのサイダーではなく、アルコール度数が 1.2% から 8.5% と結構高い炭酸の甘いシュワシュワのドリンクです
最近ではりんごの味だけでなく、ストロベリーやミックスフルーツなどさまざま。ビールがあまり飲めない!なんて方もパブを楽しめるドリンクの一つになるはずです
食事は何よりサンデーロースト
パブで食事といえばこれ。渡英時は全く知らなく、たまたま友人に連れてかれ食べたら「な、なんなんだこれは…!」と衝撃を受けました
めちゃめちゃ上手いです。じっくりローストされたお肉(チキン、ポーク、ビーフなどお好みで)に濃厚なグレイビーソース。ホクホクにローストされた素材の味が豊かなポテトににんじんなどの添え物
僕は日本のご飯が世界で最高だと思っていますが、このサンデーローストは唯一それに匹敵する美味しさだと思います
ぜひ、一度は試してみてください。感動してイギリスの食事に対する見方が変わるはずです
一つ注意する点が、サンデーローストと言うように主に日曜日のみ提供してます。平日も提供するところもありますが、ほとんどが日曜限定です
なので、確実にありつくために事前に予約し、食べたいローストを決めていく事をおすすめします
また、ワンプレート 2000kcal オーバーの爆弾食事なのお腹を空かしていきましょう
小腹が空いたらみんなでナチョス
そんなサンデーローストまではいかないけど、なにかつまみたい!って時は nachos(ナチョス)がおすすめです
トルティーヤチップスに溶けたチーズ、カットトマトやサラミ、そして辛みを出すハラペーニョが乗ってます。みんなでシェアにピッタシで飲みながら、わいわい食べれます
元はメキシカン料理なのに何故かどのパブにも置いてある定番メニュー
注文に困ったらこれを頼んでおけば間違い無いです
まとめ
私がイギリスに移住してよかったと思えることの一つであるパブでの時間
パブで最高の時間を過ごしたら、いずれは最高の思い出になるはずです
この記事で皆さんがもっとパブを楽しめることができたら嬉しいです
日常で利用できるチェーンレストランについてまとめました↓
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