【幹細胞移植準備⑥ | 237日目】いよいよ始まる!メディカルチェックと自家移植入院の面談

幹細胞移植準備

幹細胞採取から2日後の昨日、入院前のメディカルチェックがありました。やっぱり大量の抗がん剤を投与するから副作用も強いらしく、体がその治療に耐えられるかのチェックが必要だったみたい

こないだも心臓のエコー撮ったんだけどそれとは違うのかな?NHS 効率的なんだけど細かい説明が省かれるから疑問点がたくさん

まぁとりあえず順調に検査は終え、入院の日取りも決まりそうになってきました

入院前検査

朝から病院に呼ばれ、受付を済ませると担当のコンサルタントの人が出てきて

「今日は検査がいっぱいあるから頑張るよー!!」

とテンションMAX

そんな気分じゃなかったから少し圧倒されたけど、なんとかテンションに付いていき、いざ検査開始。どうやらそれぞれの検査の科に既に予約を撮ってもらってて、自分で病院内を回って検査を受けるらしい

自分で歩けるからこっちの方が楽だね。病気が発覚した時は車椅子に乗せられて検査場まで運ばれてたから時間がかかってしょうがなかった
車椅子を運んでくれる人(ポーター)を呼んでもすぐに来ないし、病院もでかかったからレントゲンとCTだけで1日かかってたな

それに反し今回はスムーズに進み、スタンプラリーみたいで楽しかった。スタンプラリー表はこんな感じ↓

検査項目

検査内容は

  • 心臓エコー(心臓が血液をどれくらい排出できているか)
  • 心電図(不整脈等がないか)
  • 胸のレントゲン
  • 肺機能(肺の機能がどれくらい使えてるか)
  • 血液検査

でした

特にやっぱり肺機能検査の結果が気になるなぁ。腫瘍が肺にあったし、やっぱり復帰後は運動たくさんしたいからどれくらい肺機能が戻ったか気になる

検査方法は2種類あって、肺容量(深呼吸したあと全部吐く)と肺圧(勢いよく吐く)を検査したぽい。どちらも機械につなげられた吹き込み口を咥えて検査しました
肺容量の検査の時に深呼吸した時になんかのガス(多分窒素系?)も入ってきてそれがなんだか気持ち悪かった。もちろん無害なんだけど、舌になんか味が残る感じが嫌だった

あとは最近なんだか腫瘍があったところがチクチクすることがあって気になってたから胸のレントゲンを撮ってもらって良かった。ドクターに聞いたら11cmもあった腫瘍がなくなったから周りの組織がうずいて神経に触ってるだけ、と言われてるけどやっぱり気になるもの

そんな感じでとてもスムーズに全検査を終えドクターのもとに戻りました

ドクターと幹細胞移植についての面談

受付に「戻ったよー」と伝えたらすぐにドクターが出てきてくれて早速面談開始。今回使う抗がん剤は LACE と呼ばれるもので4種の薬剤(lomustine, ARA-C, cyclophosphamide, etoposide)を混合したものだそう

少し調べたらどうやら悪性リンパ腫(ホジキン、非ホジキン両方)の特に自家移植の際によく使われているみたい。統計データは生存率とか気が滅入るような数字も出てるのであまり読めなかったけど、見た感じたくさん論文出てて効果も確認されてるから安心できるかな?

副作用はやっぱり今までの抗がん剤よりきついみたいで主な症状は

  • 吐き気
  • 脱毛
  • 口内炎
  • 出血
  • だるさ
  • 下痢

などなど、まぁ今までの症状と似てるけどそれの強化版みたいな感じ

髪の毛は完全につるぴかになるみたい。とうとう!
今までなんか薄いかなぁくらいにしか抜けなかったから今回で完全に抜けるみたい。写真に収めなくては

口内炎は結構きついみたいで、これがひどくなると痛くて何も食べれなくなるんだとさ。これはしんどいなぁ
食べることって結構ストレス発散になるからこれを制限されるのはキツい。気を紛らわすものたくさん持ってかなきゃ

出血もよく出るみたいで鼻血とか口からとか。内出血もするみたいで、これは内臓が痛くなるらしい

なんかやっぱり全身痛ってーって感じなんだろうなぁ。いよいよ本格的な抗がん剤治療患者みたいになってきた

まぁでも一番しんどいのは投与中、後の7日間くらいみたいでそれ以降は口内炎とか内出血とかはよくなっていくみたい。きついのはきついけど、それくらいなら頑張って耐えてみようって気になれるかな
これが1ヶ月しんどいです、って言われると流石に滅入るけど1週間くらいなら気持ちが続きそう。頑張る

あとはサラッと説明されたこの治療による死亡率が5%という事実に面談中、少し脳が思考停止してしまった。ドクターがその後の話が頭に入ってこなかった
まぁこれは患者全体の統計データで、自分は持病無し & まだ若いから優位なはず。頑張る

カテーテルはPICC

今回血液にアクセスする方法は PICC と呼ばれる、日本語では末梢挿入中心静脈カテーテル。上腕の太い静脈から長い管を心臓近くまで通して抗がん剤を投入するらしい。こんな感じで↓

出典:Macmillan Cancer Support.org.uk

どうやらカテーテルを入れるときは麻酔をするらしく、そして施術するのは医師みたいなので少し安心。こないだみたいに針をぶすぶす刺されるのは勘弁

肝心の入院の日

そして肝心の入院の日は1週間後!となるはずが、すでに予定に入ってたボスドクターとの面談とPET-CT が再来週に入ってたので「これ何?」と聞いたら結局2週間後になりました
なんかそのボスドクターとの連携がうまくいったなかったぽい

たくさんの患者さんを同時にみてるから難しいかもだけど、この1週間の遅れはなんか嫌だなぁ。ただでさえ前回の抗がん剤からすでに2ヶ月近く経ってるから腫瘍が戻ってきてる不安があるんですよね。なんか胸がちくちくするのが不安を助長させてるし

ちゃんと統計的にこれくらい間を置いても問題ないって出てるんだろうけどやっぱり不安
まぁこの時間を前向きに捉え、夏の季節を子どもと楽しみますかね

次回はこちら↓

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