昨日は待ちに待った造血幹細胞採取の日でした。本当は昨日更新したかったけど、貧血気味になってダウン
ここ最近は何もイベントごとが無く、仕事したり日常生活に戻りたい気持ちがあるもののまだ入院を控えているので何もできずモヤモヤしている状態で、今回は次の治療の第一歩目となる幹細胞採取。結果的にはうまくいったけど、針を何本も刺したりと終わった頃にはぐったり
採取までの準備
今まで5日間、造血幹細胞を血液中に出させるGCSFを自分で注射してきました
これが少し勇気が必要で朝と夕方に自分で注射を打たなきゃいけなくて、これが怖いんだよね〜
まぁ2日目からだいぶ慣れて抵抗なく打てるようになってきたんだけど、なんだか3日目あたりから貧血ぽい感じと筋肉痛が出てきてた。そして昨日病院行く朝に2回刺したらさらにそれが強まった感じ
昨日病室でドクターに聞いたらやはり副作用の一部らしい。まぁよく効いてるということなのかな。なら良かった
いざ!
昨日は約束の時間は8時30分ぴったしに行ったけど、なんだかんだあり実際に採取が始まったのは12時前。まぁ予想はしてたので驚かない
到着して少し待機し、ベッドに案内され、まずは点滴用の細い針を刺して血液採取。この血液採取はこの後のメインの処置で実際にどれくらい幹細胞が取れそうか見るためらしい
そしてしばらく待ったらいよいよ2箇所目の針を刺すことに。この幹細胞採取、血液を装置に循環させる必要があるので血液採取用の針を2本刺す必要があるのです。こんな感じに↓
なんか抗がん剤の点滴針の時もそうだったんだけど、僕は特に針が刺さりにくいのかな?それとも欧米人に比べて日本人はそうなのかな?
「あっれーうまく血液が取れないなー」みたいなことをあれこれして、結局合計で7回針を刺して幹細胞採取する前にはもうグロッキー。この幹細胞採取用の針がまた太いんだよね。なんかまじまじと針見ちゃってもう目の前くらくら
結局この大きい針を4回刺してもうまく血流が確保できないから点滴用の針を刺してもらったらあっさり血流が確保できました
うーん…この日のために実は先週筋トレして腕の血管太く戻そうとしたり、前日の夜は牛肉、今朝はいつも以上に朝食を摂って血液量を増やそうと備えたのに
終いには「今日水飲んできた?」なんて言われる始末
なんか散々な日でした
次は心臓近くまでの長い針を刺すみたいできっと針も太いやつだから心配だなぁ。それまでにまた筋トレしよっかな
この採取した幹細胞が十分な量かを確認してもらい、必要であれば次の日にもう一回来るのだそう。できればもう来たくはない
使われた装置
ちなみ今回幹細胞を採取するのに使われた装置はこの Spectra Optica でした
全自動型血液成分分離装置と呼ばれるもので血液細胞を遠心分離機で分離して、欲しい細胞だけ採取する装置みたい。こんな感じに↓
現在は血液細胞採取の現場では多くの場合この装置が使われているようで、調べたらどうやら認可は欧州では2007年、日本では2011年に降りているらしい
全自動型と言われるだけあって従来型に比べ操作が簡単らしく、確かに一回セットしたらオペレーターは何も手を付けてなかった。定期的に数字を記録(採取細胞数の確認?)してるだけだった
自分も医療機器の開発を少しかじってる程度の知識はあるんだけど…すごいなぁ
従来機があったとはいえ、認可が降りるのに結構時間がかかる(5年〜10年単位で)からアイディアと開発自体は相当前からあったんだろうな
知らない世界で知らない開発が、情熱を持った人が頑張っていたんだね。さんくす
結果は
肝心の幹細胞の方は無事にたくさん取れたみたいでよかったです。帰宅後いっぱい針刺されたし、血も抜かれてなんだかナイーブになって寝室でぐったりしてたらドクターから電話が来て
「やほ!じゅんかい?調べたらたっくさんの幹細胞が取れたから明日は来なくて大丈夫だよ!」
よかったー!!!とりあえず苦痛は報われました
明日は入院前のメディカルチェック(肺や心臓の機能のチェック)をしてドクターと面談。入院は一体いつからになるのだ
まぁひとまず今日はおうちで子どもと遊んだりゲームしたりしてゆっくりしよ
次回はこちら↓
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