前回から12日ぶりの更新です
というのも幹細胞移植を担当してくれるドクターと面談後、特にイベントも無く、ただ日常を過ごしてるだけでした。おそらく体の回復にそれだけの時間が必要ってことなのかな?
まぁ早く治療を全部終わらせて本当の日常に戻りたいけど、しょうがないですね
しかし明日はとうとう幹細胞採取の日!そのために造血幹細胞の生成を促す注射(G-CSF)をここのところ打ってました
G-CSF を自分で打つ
幹細胞を採取する5日前から毎日朝と夕方に打つ必要があるこの G-CSF。造血幹細胞は普段は骨髄の中にあるんだけど、この薬のおかげで血液中に出てきて、点滴経由で採取が出来るようになるんだとさ
5日間連続で毎日2回打たなきゃいけないから病院には行かずに自分で打ってくれ、との事だったけど…怖いよ〜
ただでさえ注射があまり好きじゃないのに自分で打つなんて恐怖でしかない。しかも針が結構長いし
これですよ、これ↓
この注射をお腹のお肉のところにぷすっと刺して、緑のところのシリンダーをぎゅっと押し込むらしい。この時は治療の影響で太って贅肉が増えて良かったと実感
なんかこの自分で注射を打つ感じが Marvel さながら。これを打ったら体の遺伝子変化が起きてスーパーパワーが得られるやつ
このシーンを頭に思い浮かべ、「よしっこれで俺もスーパーパワーだ!」と妄想しながら、「せーのっ!」って気合入れて打とうとしたけど2回くらい「あーやっぱダメだー」と断念
怖すぎだよー
でもあまり長引かせてもどんどんできなくなるから、3回目のトライで打ちました。刺した痛みはさほど無く、むしろ針が体に入ってくる感じが少し嫌な感じ
そして刺した後に薬剤を入れなきゃいけないんだけど、これが硬い!
「あれ、押せない。あ、指の位置が悪い。ゆ、ゆびが痛くてうまく持ち替えられない。」
とかやってたら体に入ってる針をぐりぐりしちゃってむしろそれが痛かった
まぁそんな感じで最初は苦戦したけど4日目の今日は割とすんなり注射できてます
ここのところの生活
次の治療が終わったらどうやら最低3ヶ月はぐったりみたいで、今月が日常を取り戻せてる最後の月ということで友達にあったり、ずっとやりたかった運動をしてみたり、パブに行ったり好きなことしてました
いやー、日常の生活っていいね。なんか生きてる〜ふっふっ〜って実感する
ランニングなんて6ヶ月以上ぶりで、しかも肺に腫瘍があった(今も少しある?)から恐る恐る走ってみたけど気持ちいいー!ちょうど天気も良く、気温もそこそこ高かったから思わず上裸になってしまった
治療期間中に増加した体重とこのたるんだお腹、人に見せられる体ではないけど自分への戒めと思い。治療が終わったら絶対痩せてムキムキになってやる!
他には職場に顔を出しに行って同僚に会いに行ったりした。みんなやっぱり心配してくれてて、また再開できて喜んでくれた
みんなとハグしてたら泣きそうになってしまった。危ない危ない
オフィスにいなかった人とは別に今月末にピクニック一緒にしようと約束し、入院前の楽しみもできました。いよいよ治療頑張るぞーって気になってきたかな
別の友達とはパブで少し会って飲んでお話ししたり
これなんだよなー、なんか贅沢したり、めっちゃ美味しいもん食べたりとかじゃなくて、会いたい友達と行きたい場所で会っておしゃべりしたりすることが一番楽しいんだよね。これだけで十分だわ、となんだか人生を噛み締め
パブも子どもが寝た後一人で行ったりして満喫。今の季節は夜遅くまで明るいから気持ちいいね〜
そんな感じで束の間の日常を楽しんでおりました
しかし、幹細胞採取の前日
なんだか風邪を引いたぽい…
2、3日前から子どもが風邪っぽくて鼻水ずるずるしてたんだけど、とうとう大人にもうつってしまった。しかも大事な日の前日に
なんだか鼻水出るし、喉痛いし、熱も37.5度前後あり、頭も少しぼーっとする。G-CSFの副作用なのかな?風邪だよね?
ということで今日は子どもの面倒は奥さんに全部やってもらい、僕は寝室で全力で風邪を治すことに集中。妻よ、よろしく頼んだぞ
というわけで久々の日常を楽しんだり、セルフ注射を体験したりする日々でした
明日はとうとう幹細胞採取!どうやら全部で5時間くらいかかるらしいけど、いつものように遅れが出て結局丸一日だろうな。覚悟して出かけよ
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