※この記事は外来の投与が終わった今、当時を思い出しながら書いています
この回で抗がん剤投与3回目。投与日が12月24日で世間はクリスマスで浮かれモードの中、僕は憂鬱な気分で病院へ
だんだん勝手もわかってきたのでいつものように気を紛らわすためにタブレットを持っていき、 Youtube や Netflix を巡回
なんとか治療を終え、帰宅。その日も吐き気止めを飲み、なんとか夕飯を食べることができました〜
案外元気!
どういうわけかこの頃あたりから副作用があまりキツくなくなってきた
相変わらず順調に髪の毛は抜けてて、どんどん頭皮が見えてきているものの、吐き気やだるさはさほど気にならないくらい
投与後の2、3日は吐き気止めを飲めばまぁ問題なく食事は摂れるし、クリスマスやら子どもの誕生日やらでイベントが盛りだくさん。外に出てクリスマスツリーの前で家族写真を撮ったり、子どもに誕生日プレゼントをあげたり、結構体を動かせました
ドクターの話だと回数を重ねることによって抗がん剤が蓄積するので、副作用はキツくなる、とのことだったけど…まだまだこれからキツくなるのかな?副作用の影響よりも腫瘍が小さくなってるから体が元気なのかな?と検査もできないから妄想してました
ただ、タイミングによってはぐったりしてしまうこともあり、友達がわざわざ家までクリスマスプレゼント届けに来てくれたのにベッドから起きれず
コロナもまだ収まっていない時期で、数少ない顔が見れるチャンスだったのに残念だったなぁ
まぁ今の時期はしょうがない。元気になって、コロナも収まったらまたみんなで楽しく会うためにしんどい時はベッドでごろごろしてました
順調に年明け
そんな感じで最初の2、3日はぐったりする時もあったけど、投与後2週目は結構元気で長時間外にでることもできました
年明けに家にプロのカメラマンに来てもらい、子どもの1歳記念に写真をたくさんとってもらいました。家の中で袴とスーツっぽいロンパースを着せ替え、外に出て3人で家族写真を
これは奥さんのアイディアだったんだけど、結構よかった!やっぱりプロにとってもらうと写真の出来が全然違うし、節目ごとにこうやって子どもの写真を残すのはいいね
子どもがいなかった今までは記念写真なんていらない、くらいに思ってたんだけど子どもが産まれると変わるもんですね〜。これが親心か
それでもなんだか暗いイメージ
多少は体は動くものの、当時を思い返してもなんだかやっぱり暗いイメージがあるな〜
治療もまだ始まったばかり。どんな風に薬が効くかもわからず、ただ決められた治療をこなすことしかできないし
そしてそんな気持ちに増して、ロンドンの冬は暗い!寒い!
朝は8時を過ぎないと太陽出てこないし、昼間はなんだかずっと薄暗い。夜は3時30分くらいには暗くなってきて、日没は4時頃
こんなんじゃ病気してなくても気分暗くなるよね
今年でロンドンは4年目だったんだけど、やっぱり慣れないなぁ
去年は年末に子どもが産まれたからばたばたしててそれどころじゃなかったんだけど、奥さんと二人の時はクリスマスは中心街に出かけてライトアップやクリスマスマーケットを楽しめたからまだよかった
家からあまり出れない、体調が優れないロンドンの冬はキツかったな〜
その分日本の冬って気温は低いけど基本的に晴れで、太陽が結構出るから気分いいよね。冬晴れなんて言葉もあるくらいだし
これから子どもももう少し大きくなって気軽に飛行機に乗れるようになってきたら年末は長期間日本に帰るようにしようかな
会社に勤めてた時はベルギーに赴任してたこともあるけど、その時もしんどかった
まぁ当時は朝から夜まで会社にいて、ワークライフバランスなんてバグってたから今ほどは気にならなかったんだけどね
まぁそんな感じでこの回は案外動けるリカバリー気を過ごし、イベントで気を紛らわすことができました
次回は投与2日目と中間検査の PET-scan!

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