※この記事は外来の投与が終わった今、当時を思い出しながら書いています
抗がん剤投与2回目。前回は初めてでどんな感じで進むのか少し興味があったので、ナースの動きを一つ一つ見てたんですが、今回はただなされるがままになってました
投与中は動画を見たりしてたんだけど、まぁ投与中は不快なので気を紛らわすので精一杯。Youtube、Netflix、Disney + を行ったり来たりしてなんとか投与を終えました
投与後2、3日は吐き気で寝れない日々
前回同様、投与時に吐き気止めを入れていたし、帰宅後少し休んで吐き気止めを飲んだら結構元気になった。普通に夕飯を食べれるくらいでした
当日の夜は投与で疲れていたと言うこともありよく寝れたんだけど、次の日はステロイド剤を飲まなきゃいけなく、これのせいなのか結構体がざわつく
次の日の夜は手足がぽかぽか温かくなり、そして心臓もなんだかざわつく感覚。夜眠くなるまで粘って起きて、やっと寝ても朝の3時頃には目が覚めてしまう感じ
しかも吐き気が結構あるから、もうその日は眠れない
どういうわけか夜気持ち悪くて起きた時にホットココア(ミロ)が結構良くて、夜ひっそりと起きてはココアを飲みながらSwitchをやってました
抗がん剤治療中に気を紛らわすためにSwitchを奥さんが買い与えてくれたんだけどこれがよかった!当時はまだブログも始めてなく、気を紛らわすものがほとんど無かったんだよね
それでまずはモンハンとゼルダのブレワイを買ったんだけど、ハマったな〜
夜寝れなくても
あっ起きてSwitchやれるじゃん
って結構起きてゲームすることが楽しみですらあった。ゲームやってる間は気持ち悪さも忘れられるし、この時はゲームが好きでよかったと実感
昼は割とずっと気持ち悪く、常に吐き気止めを飲み、すっきりするのど飴を舐めてる感じでしたかね〜
体のだるさもあったので、外には出れず家でぐったりしている状態でした
奥さんに聞いたらこの気持ち悪さの感じ、どうやら妊娠中のつわりに似ているのだそう
気持ち悪い期間、食べられないものは白米、パン、目玉焼き、餃子などなど口に残るような、モワッとした食べ物たち
逆に食べられるものは、麺類(特に坦々麺や、酸辣湯麺など酸っぱい、辛いらーめん)、酸っぱいドレッシングがかかったサラダ、果物、ほうじ茶、蕎麦、ナポリタン、焼きそばなどなど
なので気持ち悪くなくなるまでは家族にこんな献立に付き合ってもらいました
そんな感じの日を2、3日続けて、4日目くらいからだんだん夜も続けて朝まで寝れるようになり、昼も1時間くらいは散歩に行けるくらいまで回復してきました
外来投与で抗がん剤のABVDを投与している時は大体こんな感じでした。その後にベンダムスチンに切り替わったんですが、その時は体調が悪い期間はもう少し長く、10日ほど引きこもるような感じでした
首のリンパ節の腫れ
段々副作用が抜け始めてきた4日目、なんだか首の扁桃腺のところにしこりが…
そこまでコリコリしてないし、風邪を引いた時に腫れる程度だからいいかなーって思ってたら、念のために病院に行った方がいいと奥さんに勧められ病院へ
通っていた病院は抗がん剤治療の患者を24時間受け入れる窓口があって、急な発熱や異常な吐き気など抗がん剤投与後に体の異常を感じたらすぐにドクターに診てもらえる体制になってました
専用の24時間ダイヤルがあって、そこにかければ直でナースに繋がるという安心のシステム
その案内を受けた時は
通常の風邪や一般外来は待ち時間が異常に長いけど、流石にこういう緊急性を要するものは体制がしっかりしてるな〜
なんて最初は感心したが、結局そうでもなかった。確かに電話して症状を伝えたらすぐに来ていい、と言われ病院に行ったが、簡易ベッドで待たされとりあえず点滴の針を刺され待つこと3時間、やっとドクターが来て問診やら扁桃腺を触診し、また待機
その後1時間くらいして
ドクター「おそらく副作用の一部だから問題ないと思う。様子を見て悪化するようだったらまた来てね」
とのこと。異常なかったからよかったものの…疲れた
簡易ベッドで寝ているだけとはいえ、点滴の針を刺された状態で数時間動けず待機はやはり疲れる
よほど症状が悪くなければなるべく来ないようにしよっと決心
だんだん脱毛が…
投与後4日目はそんな感じで結構疲れる日で、その後は徐々に副作用も抜け多少は外出もでき、食べたいものが食べれるようになってきました
そして2回目の投与で変化があったのは、脱毛!
元々から僕は髪を短くしてたんだけど、それでもやはり抜けるとびっくりするもの
よく見る、髪を掴んだらごっそり抜けるって感じではなかったんだけど、常にパラパラ髪が落ちてくるって感じ。朝起きた時も一旦髪をシャワーで流さないと昼間ずっとパラパラ髪が落ちてきてなんだか不潔なのでここで一気に坊主にしました
坊主にしても抜ける量は変わらないんだけど、やっぱり見た目で抜ける髪が長いとショックだし抜けた髪を見ていちいちびっくりするのも嫌だから、自分は坊主にしてよかったです
普段からたまに坊主にしてたから自分は全く抵抗なかったと言うのもあるし
その後毎日順調に抜け続け、投与開始してから2ヶ月くらいは毎日減っていったかな。当初はつるピカになる覚悟でいたんだけど、最終的には頭皮が少しまばらに見えるくらいにとどまって、抗がん剤を変えたら逆に生えてきました
抗がん剤の種類によって出る副作用も結構違うんですね
日本のおじいちゃんおばあちゃんに電話
抗がん剤治療も慣れてきた頃に日本のおじいちゃんおばあちゃんにテレビ電話を
がんが発覚してからとても心配してくれたし、おじいちゃんは今年で96歳!おじいちゃん自身も最近体調が優れなく病院通いみたいなので、あまり心配をかけたくなかったから電話をしました
みんな病状とか今後の治療方針とかちゃんと聞いてくれました
コロナもあり、病気もありでまだ子どもを見せれてないから早く日本に帰って見せてあげたいね〜
オンラインのバイト開始
あとはこの時期に始めたのはオンラインのバイト。奥さんが日本のオンライン事業をやってるベンチャーで働いてて、2週間のうち1週間は体調が良く何か出来そうなのでバイトをすることに
治療期間中、幸いにも本業の給料はもらってるし別に働く必要は無いんだけど、ずっとゲームやってるわけにもいかないし。少しでもお小遣いが稼げればいいかなと思って
抗がん治療中って長いし、日々、下手したら毎時間で体調変化するからなかなか計画を立てることは難しいので何かしらでも生産的活動すると精神的にいいですね
最近はそのバイトよりブログの方が楽しくなってきたからバイトはほとんどやってないんだけど、ブログもいいね
なんかこの期間中社会からほぼ断絶されるから、日々少しでも達成感を感じられると毎日が少し前向きに慣れる
そんな感じで副作用にも薬でなんとか対処しつつ、日々の生活もなんとか充実感を持たせ、2回目の投与を終えつつありました
次回は3回目投与である2サイクル目
クリスマス、子どもの誕生日、年末年始とイベント盛りだくさん〜
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